
国際統括団体のワールドラグビー(WR)は2月3日、2027年W杯オーストラリア大会の試合日程と会場を発表しました。世界ランキング12位の日本は10月3日のサモア(同19位)を皮切りに、9日にフランス(同5位)、15日にアメリカ(同16位)と対戦します。各組上位2チームに加え、各組3位の勝ち点上位4チームが決勝トーナメントに進出します。
日本協会は3日、都内で会見を開きました。永友洋司チームディレクター(TD)は「中5日の試合が続く。移動を含め、しっかりした準備が必要だと感じています。新しくラウンド16が設けられた大会。予選を突破するだけでなく、その先を見据えた準備が大事」と語りました。
今大会は出場国・地域が4つ増えて24チームとなり、予選プールは6組に分かれます。これにより、プール戦は従来の各組5チームによる総当たり戦から、4チームによる総当たり戦に変わりました。
試合間隔は全て中5日の日本に対し、同組(プールE)最大の強敵フランスは中6日、中7日。直接対決においては、フランスが“1日”のアドバンテージを得ました。
この1日をどうとらえるべきでしょう。前回のフランス大会でTDを務めた藤井雄一郎氏(現リーグワン・静岡ブルーレヴズ監督)は「基本的に1日の差はそこまで大きくありません。それよりも最初に戦った相手がどこかの方が大きいと思います」と語っていました。
もっとも、元日本代表選手に聞くと、「リカバリーという意味で中1日の差は結構大きい」そうです。「ただしフランス戦が2戦目というのは、日本にとって良かった。これが3戦目、4戦目なら疲労が溜まり、中1日の差がパフォーマンスに表れていた気がします」
サモアと同じ組になるのは、これで4大会連続5度目です。戦績は日本の3勝1敗(99年大会=9対43、15年大会=26対5、19年大会=38対19、23年大会=28対22)。日本が3連勝しているものの、エディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)は「サモアは今年と来年で全く別のチームになることを念頭に注視していく」と語りました。
エディーHCの「別のチームになる」という言葉が気になります。それは以前に当欄でも紹介したリーグワンのクボタスピアーズ船橋・東京ベイでプレーするウイング/フルバックのショーン・スティーブンソン選手(ニュージランド1キャップ)や、イングランド代表60キャップのセンター、マヌ・トゥイランギ選手など他国代表を経験した何人かが、ルーツを持つサモア代表に入る可能性があるからです。
さて日本のプール戦はニューカッスル、ブリスベン、アデレードの3都市で行なわれます。オーストラリア出身で、03年大会で母国の指揮を執ったエディーHCは、それぞれの印象をこう述べました。
「ニューカッスルはオーストラリアの中でもラグビーが盛んな場所。伝統的にここでの試合は天気に恵まれない傾向がある。ブリスベンのスタジアムは素晴らしいラグビー場のひとつ。速い展開のゲームが期待できる。3試合目のアデレードには、2003年の時に訪れていい思い出がある。三者三様の会場です」
初戦が大事であることは言うまでもありません。サモアに不覚をとるようなことがあれば、そこから立て直すのは至難の業です。
しかし、今回の日本はハイパフォーマンスユニオンの国・地域として初めて臨むW杯です。策士で鳴るエディーHCは、初戦でサモアに勝ち、勢いに乗ったところでフランスとどう戦うか。そこまで考えているはずです。
そもそも日本協会がエディーHCと24年に契約を結んだ背景には、「27年のW杯はオーストラリア。彼の経験が活かせる」(協会幹部)という事情もありました。エディーHCからすれば、国内の開催都市や競技場は“勝手知ったる我が家”です。これも日本にとってはアドバンテージだと考えたいものです。
データが取得できませんでした


以下よりダウンロードください。
ご視聴いただくには、「J:COMパーソナルID」または「J:COM ID」にてJ:COMオンデマンドアプリにログインしていただく必要がございます。
※よりかんたんに登録・ご利用いただける「J:COMパーソナルID」でのログインをおすすめしております。