
リーグワンは第3節(2025年12月27、28日)を終え、早くも全勝は埼玉パナソニックワイルドナイツとクボタスピアーズ・東京ベイの2チームのみとなりました。今回はリーグ最多の総得点(162)&トライ数(22)を誇るスピアーズにスポットを当てます。
破壊力満点の攻撃陣のキーパーソンは、加入2季目のウイング/フルバック、ショーン・スティーブンソン選手です。ニュージーランド・オークランド出身の29歳。ニュージーランド代表1キャップ。身長190センチ、体重92キロの恵まれた体格を生かしたランに加え、パス、キックスキルを兼ね備えた万能型プレーヤーです。ハイボールキャッチのスキルに長け、空中戦でも存在感を示しています。
ウェールズ代表92キャップ(在籍当時)のウイング/フルバック、リアム・ウィリアムズ選手の離脱により、昨季途中でチームに加わりました。1月から約2カ月間の期間限定で6試合に出場。その間、チームは5勝1敗でした。今季は開幕前の9月から合流し、開幕3連勝のスタートダッシュに貢献しています。
ここまで3試合連続で先発起用(フルバック)しているフラン・ルディケヘッドコーチのスティーブンソン評。
「15番(フルバック)はゲームドライバー。試合をコントロールしなければならない。その中でスティーブンソンは、10番(スタンドオフ)のバーナード・フォーリーなどに攻撃のオプションを与えられている。彼は試合の読みも優れている。ランができ、オフロードパスも巧い。チャンスをつくることができる選手で、ディフェンス側にとって難しい相手となっている」
チームメイトの声も聞いてみましょう。
「自分の後ろにいてくれて心強い。彼はラン、パス、キックが巧い。それにポジショニングもいい」(フォーリー選手)
「一瞬のスピードがあり、間合いを取るのが巧い。ショーンを相手がマークすることによって僕らが空く。個々の能力が高いので安心感もある」(ウイング木田晴斗選手)
「ウイングとしては楽しいラグビーをしてくれる選手。どんどんいいパスを放ってほしい」(ウイング根塚洸雅選手)
12月14日に兵庫・ノエビアスタジアム神戸で行なわれたコベルコ神戸スティーラーズとの開幕節では、巧みなパス捌きでチームの3トライの起点となりました。
27日の東京・秩父宮ラグビー場での東京サントリーサンゴリアス戦では、2トライをあげたほか、前半終了間際には中央突破からチャンスを演出し、センターのリカス・プレトリアス選手のトライを呼び込みました。後半22分で、お役御免となりましたが、79得点11トライの大勝に貢献しました。
さてスティーブンソン選手、来年開催のW杯オーストラリア大会で日本代表にとって脅威となる可能性があります。生まれ育ったのはオークランドですが、サモアにルーツを持ちます。周知のようにサモアは、日本代表と予選プールで同組に入りました。
これまでワールドラグビーの規定上、選手は原則として1カ国の代表チームでしかプレーできませんでした。ところが4年前から、そのルールが緩和されました。最初に代表入りしたチームの最終キャップ獲得から3年以上出場がない場合は、選手本人、親、祖父母の誰かが生まれた国に限って代表資格を持てるようになりました。
スティーブンソン選手がキャップを獲得したのは、2023年8月のオーストラリア代表戦。ウイングで先発出場し、デビュー戦で1トライをあげるなど40対14の勝利に貢献しました。今年の夏にはサモア代表資格を得られる予定です。本人もサモア代表入りには<ワールドカップでサモア代表と日本代表が同じプールに入ることもわかっていますし、その舞台に出られるなら出たい。サモア代表でやりたい気持ちはあります>(「JUST RUGBY」2025年12月21日配信)と前向きなコメントを残しています。
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