年賀状お役立ちコラム仕事関係で年賀状を出す範囲は?
年賀状を送る際、職場の上司や部下、取引先となると、どのあたりの人まで出すべきなのか、迷うことも多いものです。仕事関係で年賀状を出すときのビジネスマナーを紹介します。
勤務先の会社で出す範囲は?
勤め先の会社の人たちについて、「出す人・出さない人」をどのように判断すればよいのでしょうか? 次を参考に判断してみてください。
●社内規定を確認する
社内規定で、年賀状などの個人的なやり取りを禁じている企業が増えています。とはいえ、世の中には本音と建前があり、「部下からの年賀状は届いて当然」と思っている上司もいるかもしれません。新入社員や、移動で新しい地域や部署に配属された人は、先輩や同僚に確認してから判断しましょう。
年賀状を禁止していない会社であれば、所属部署の全員に送ることをお勧めします。立ち話で「もらった・もらわない」はすぐに伝わるものです。「自分だけもらわなかった」となれば、人間関係が悪化する原因になりかねません。
社長も社員も全員が顔も名前も知っているようなアットホームな会社の場合も同様に、全員に出すことをお勧めします。
●よその部署の上司はどうする?
よその部署でも、お世話になった上司には感謝の一言を添えて年賀状を送りましょう。
では、直属の上司の、その上の上司は? お世話になったのであれば送りましょう。ただし、直接仕事をしたことがないのであれば、送る必要はありません。迷ったときは、先輩や同僚に確認してから判断しましょう。
さらにその上の役員には? 相手があなたの顔も名前も知らないのであれば、何の意味もありません。自分との関係を見極めて判断してください。
●退職した人には出す? 出さない?
退職した人には、「お世話になった」と思うのであれば、感謝の一言を込めて送りましょう。きっと相手も喜んでくれるはずです。逆に、あまりお世話にならなかった人には送る必要はありません。
年賀状は、人間関係を築くツールのひとつといえます。「これからも相談相手になってほしい」「これからはプライベートで付き合いたい」と思う相手なのかどうかで判断するとよいでしょう。