

ウルフドッグス名古屋
水町 泰杜の
二刀流のオール
ラウンドプレーを見よ!
夏場はビーチバレーボール選手として転戦し、冬場はSVリーガー。それが“二刀流”水町泰杜の1年だ。
大学までの各カテゴリーで常に“エース”の称号を背負ってきた。
身長181cmはスパイカーとしては小柄だが、それを補って余りあるパワーとジャンプ力、テクニック、
そして得点を奪う嗅覚を備えている。一番の魅力は勝負強さ。
終盤の劣勢の場面で水町にサーブが回り、豪快なサービスエースで試合をひっくり返すという試合は
一度や二度ではなかった。「ここを逃してはならない」という勝負所での集中力と、
失敗を恐れない思い切りの良さが勝利を手繰り寄せる。
そうした得点力と同時に、高い守備力とボールを落とさない執念、つなぎのうまさも備えるオールラウンダー。
だからこそビーチでも輝ける。今年の夏にはインドアとビーチの両方でワールドユニバーシティゲームズに出場した。
唯一無二の経験を積み重ねていく水町が、2年目のSVリーグで更なる進化を見せる。
text by 米虫 紀子 (Noriko Yonemushi)