
高級ではないけれど、
多くの人に愛されている料理。
決して特別ではないけれど、
人を笑顔にする料理。
そんな料理のことを作家の小山薫堂さんは
「ふくあじ」と呼んでいます。
番組では、そんな全国の「ふくあじ」を、
店主や店員、常連客の心の交流と共に
お届けします。
高級ではないけれど、
多くの人に愛されている料理
決して特別ではないけれど、
人を笑顔にする料理
そんな料理のことを作家の小山薫堂さんは
「ふくあじ」と呼んでいます。
番組では、そんな全国の「ふくあじ」を、
店主や店員、常連客の心の交流と共に
お届けします。
美味しいものは人を優しくします。
心まで満腹にしてくれる
おふくろの手料理にも似た幸福の味。
そんな「ふくあじ」の物語、
はじまり、はじまり。
食べたあと、満腹になる。
食べたあと、おふくろの味を思い出す。
食べたあと、幸福感に包まれる。
満腹と、おふくろと、幸福。
で、「ふくあじ」。
その旨さに、うんちくや
理屈なんて必要ありません。
安全な食材さえ使っていれば、
有機栽培や天然ものでなくてもいい。
提供する値段を考えれば、天然だしでなくてもいいじゃないですか。
それよりも大切なのは、
店主とお客さんの間に流れる時間です。
料理人の人柄や優しさに触れて、
心まで満腹になる料理。
作ってくれる人に感情移入することが、
実は最良の調味料だと僕は思うのです。
小山薫堂
(小山薫堂 著「ふくあじ」(エフジー武蔵) より)