東京・武蔵村山 #39
2024/11/02(土)初回放送
東京・武蔵村山 #39
2024/11/02(土)初回放送
昭和43年、武蔵村山で開店したお蕎麦屋さん。お店は三代目の入江祥高さん、妻の恵美子さんと二代目の父 政義さん、母 良子さんという親子2代で営む。
祥高さんの好きなジャズが流れ、お客さんと話すのが好きだという恵美子さんが作り上げるお店の雰囲気はほっとでき笑顔であふれている。
かつては機械で切っていたお蕎麦を手切りに変えた祥高さん。蕎麦の歯触りと喉越しの良さは常連客に評判だ。
味や技術的なところはやり方を少しずつ変えてきたが、仕事に対する姿勢は父を尊敬しているという祥高さん。
お客さんに人気なのは喉越しの良い蕎麦と母・良子さんが揚げる天ぷら。
丁寧に仕事をしてこれからもお蕎麦のように細く長く続けていけたらと祥高さん。
食べたあと、満腹になる。
食べたあと、おふくろの味を思い出す。
食べたあと、幸福感に包まれる。
満腹と、おふくろと、幸福。
で、「ふくあじ」。
その旨さに、うんちくや
理屈なんて必要ありません。
安全な食材さえ使っていれば、
有機栽培や天然ものでなくてもいい。
提供する値段を考えれば、天然だしでなくてもいいじゃないですか。
それよりも大切なのは、
店主とお客さんの間に流れる時間です。
料理人の人柄や優しさに触れて、
心まで満腹になる料理。
作ってくれる人に感情移入することが、
実は最良の調味料だと僕は思うのです。
小山薫堂
(小山薫堂 著「ふくあじ」(エフジー武蔵) より)
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