大阪・天王寺 #68
2026/1/2(金)初回放送

大阪・天王寺 #68
2026/1/2(金)初回放送

大阪・天王寺、創業昭和57年の老舗ちゃんこ店。曙親方の名付け親として知られる先代店主が高齢のため閉店をする際、このお店の大ファンだったハイヒール・モモコさんが味を残したいと後継者を探している中、まさかの夫(小林政仁さん)が後継者として名乗り出て、店を継ぐことに。
小林さんは調理師免許を取り、お店に入って修業を積み、味を習得、現在もその味を守り続けている。
軟骨入りのつくねとつみれ、豚肉、さわら、たっぷりの野菜を先代から教わった秘伝の出汁で煮込む。
味と店を継いで19年、今では多くの常連客のほか、お店の味を求めて遠くから力士の方が訪れるという。
これからも多くの人に愛されるようにと小林さん。
大阪府大阪市天王寺区大道1-14-23
「天王寺駅」より徒歩7分
食べたあと、満腹になる。
食べたあと、おふくろの味を思い出す。
食べたあと、幸福感に包まれる。
満腹と、おふくろと、幸福。
で、「ふくあじ」。
その旨さに、うんちくや
理屈なんて必要ありません。
安全な食材さえ使っていれば、
有機栽培や天然ものでなくてもいい。
提供する値段を考えれば、天然だしでなくてもいいじゃないですか。
それよりも大切なのは、
店主とお客さんの間に流れる時間です。
料理人の人柄や優しさに触れて、
心まで満腹になる料理。
作ってくれる人に感情移入することが、
実は最良の調味料だと僕は思うのです。
小山薫堂
(小山薫堂 著「ふくあじ」(エフジー武蔵) より)

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