福岡・北九州 #23
2024/3/2(土)初回放送
福岡・北九州 #23
2024/3/2(土)初回放送
門司港の近く風師山の中腹にある小さな喫茶店。下関や港が一望できるお店を三代目店主の河本真由美さんと2人の子どもが切り盛りする。
人気の手ごねハンバーグは河本さんの曽祖父が外国船のコックさんをしている友人から習ったもの。初代が昭和47年に開店してから代々改良を続け、今は二代目が作った味を守っている。
チャツネやキャラメル状の砂糖などを使ったデミグラスソースは豊かな甘味とコクで常連のお客さんから好評だ。
接客が楽しいと河本さん。若い人たちにもお店に訪れてくれたらと笑顔で話す。
食べたあと、満腹になる。
食べたあと、おふくろの味を思い出す。
食べたあと、幸福感に包まれる。
満腹と、おふくろと、幸福。
で、「ふくあじ」。
その旨さに、うんちくや
理屈なんて必要ありません。
安全な食材さえ使っていれば、
有機栽培や天然ものでなくてもいい。
提供する値段を考えれば、天然だしでなくてもいいじゃないですか。
それよりも大切なのは、
店主とお客さんの間に流れる時間です。
料理人の人柄や優しさに触れて、
心まで満腹になる料理。
作ってくれる人に感情移入することが、
実は最良の調味料だと僕は思うのです。
小山薫堂
(小山薫堂 著「ふくあじ」(エフジー武蔵) より)
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