熊本 #34
2024/8/17(土)初回放送
熊本 #34
2024/8/17(土)初回放送
ちょぼ焼は戦後からある熊本の粉もののソウルフード。小麦粉を溶いたものを鉄板で焼いて、たくあんや天かすをのせ、醤油で味を付けたのが原型。
トッピングで麺や肉、魚介などを注文して好みの味にする。
末広を開店したのは田崎市場で魚介の卸売業を営む浅井さん。
きっかけは後輩のちょぼ焼店が閉店したことだったが、熊本で有名だった”福田流”を継承した形で、福田ちょぼ焼があった場所の近くである田崎市場で開業した。
浅井さんが独自に味を変化させてきたが、この味を求めて末広でしか食べないというお客さんもいる。
世代を超えて愛され続ける郷土の味をこれからもつなげていきたいと話す。
食べたあと、満腹になる。
食べたあと、おふくろの味を思い出す。
食べたあと、幸福感に包まれる。
満腹と、おふくろと、幸福。
で、「ふくあじ」。
その旨さに、うんちくや
理屈なんて必要ありません。
安全な食材さえ使っていれば、
有機栽培や天然ものでなくてもいい。
提供する値段を考えれば、天然だしでなくてもいいじゃないですか。
それよりも大切なのは、
店主とお客さんの間に流れる時間です。
料理人の人柄や優しさに触れて、
心まで満腹になる料理。
作ってくれる人に感情移入することが、
実は最良の調味料だと僕は思うのです。
小山薫堂
(小山薫堂 著「ふくあじ」(エフジー武蔵) より)
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