兵庫・神戸 #33
2024/8/3(土)初回放送
兵庫・神戸 #33
2024/8/3(土)初回放送
神戸市中央卸売市場 東部市場にあるお寿司屋さん。昭和44年に父・花房正臣さんが開業、22年前に息子の寛高さんが受け継いだ。
市場に卸された新鮮でおいしいネタを贅沢に乗せた握り寿司とともに、特に人気なのが寛高さんが考案した「海鮮丼」。
たっぷりのネギトロの上に厚めに切ったネタが豪快に乗っている。
常連に人気なのはもう一つ、それは寛高さんの軽快なしゃべり。美味しいお寿司と気さくな人柄に接する楽しい時間、かしこまらない感じがまた来たくなる理由だと常連客は話す。
コミュニケーションも含めてお店の味わいと思っていただき、また来たくなるきっかけになればと寛高さん。
食べたあと、満腹になる。
食べたあと、おふくろの味を思い出す。
食べたあと、幸福感に包まれる。
満腹と、おふくろと、幸福。
で、「ふくあじ」。
その旨さに、うんちくや
理屈なんて必要ありません。
安全な食材さえ使っていれば、
有機栽培や天然ものでなくてもいい。
提供する値段を考えれば、天然だしでなくてもいいじゃないですか。
それよりも大切なのは、
店主とお客さんの間に流れる時間です。
料理人の人柄や優しさに触れて、
心まで満腹になる料理。
作ってくれる人に感情移入することが、
実は最良の調味料だと僕は思うのです。
小山薫堂
(小山薫堂 著「ふくあじ」(エフジー武蔵) より)
J:COMチャンネル/J:テレの
YouTubeチャンネルでは
過去の
放送を随時アーカイブ配信!
地域情報アプリ「ど・ろーかる」で
過去の放送を配信中!
番組で取り上げたお店に行かれた際に
ぜひ、ハッシュタグ #ふくあじ行ってみた を使って
感想などをご投稿ください。
公式Xで、ご紹介させていただきます。