第13回 J:COM杯 3月のライオン 子ども将棋大会

羽海野チカ/白泉社

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子ども将棋大会について

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大会について

羽海野チカ/白泉社

子ども達の熱い季節が再び!
さぁ、挑戦しよう!
参加資格は将棋を指せる小中学生。

羽海野チカ作の高校生プロ棋士を主人公にした漫画「3月のライオン」とコラボした将棋大会「J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会」を全国各都市で開催します。

本大会は初心者向けの「交流クラス」と、上級者~有段者レベルの参加者によるトーナメント形式の「全国クラス」に分かれており、「全国クラス」を勝ち抜いた上位入賞者は将棋会館でおこなわれる全国大会に臨みます。

各地方大会には豪華プロ棋士たちが来場し、トーナメント戦以外にも、プロ棋士指導対局や大盤解説等の催しをお楽しみいただけます。

  • ※J:COMの加入有無に関わらずご応募いただけます(参加費無料)
  • ※応募多数の場合は、抽選となります

地区大会

「全国クラス」と初心者向けの「交流クラス」の2クラスで行われる大会。「全国クラス」の上位入賞者は、東京「将棋会館」で行われる全国大会へご招待!

全国大会

地区大会の「全国クラス」を勝ち残った全国の猛者たちが、東京「将棋会館」に集う全国大会。ついにチャンピオンが決まります!頂点の座を射とめるのは、いったい誰なのか。

全国クラス 対局

交流クラス 対局

プロ棋士指導対局

大盤解説

漫画「3月のライオン」
立ち読みコーナー

アプリ「将棋ウォーズ」 体験コーナー

奨励会支援および
「J:COM賞」創設

日本の将棋界を担う若者たちを応援

J:COMは日本将棋連盟内の棋士養成機関である奨励会の運営に活用いただけるよう、毎年寄付を行います。奨励会への企業支援は当社が初となります。また、新たに棋士となる四段昇段者のこれまでの精進・努力を称え、棋士として活躍して頂くことを応援できる品物を「J:COM賞」として贈呈します。今後の大一番で着用していただくことを願い、2021年度はスーツ仕立券を贈呈しました。

「J:COM賞」の授与は、大会に参加する子どもたちの目標となる存在になってほしいとの願いから、「J:COM杯 3月のライオン 子ども将棋大会」の会場を中心に行います。

奨励会からは、通常、年間4人がプロ棋士になり、また原則26歳までという年齢制限の中、才能あふれる子供たちが切磋琢磨し、人間形成する場でもあります。 J:COMは、プロ棋士という狭き門に向かって一途に取り組む若者たちを応援してまいります。

「J:COM賞」受賞者

※敬称略

受賞年度 奨励会3段リーグ 新四段昇段者
2023年度 第73回 宮嶋健太 上野裕寿
第72回 小山直希 森本才跳
柵木幹太
棋士編入試験 小山怜央  
2022年度 第71回 藤本渚 齊藤裕也
第70回 岡部怜央 徳田拳士
2021年度 第69回 横山友紀 狩山幹生
第68回 井田明宏 高田明浩

「J:COM賞」受賞者コメント

左から、J:COM田口、上野裕寿四段

上野 裕寿 四段

受賞コメント

(2023/11/19 将棋の日in関西)

J:COM賞については過去受賞された先輩方から聞いていました。人前に出ることが多くなったので、スーツ仕立券がいただけることを嬉しく感じています。駒をいただけることも嬉しいです。(※J:COM杯全国大会出場者に贈られるもの)

私はアマ2段くらいの棋力の父から教えてもらい、5歳の時に将棋を始めました。小学1年生から加古川将棋クラブに通い始め、実力を伸ばしていました。
子どもの頃に参加した、一番大きな大会は小3の時に出た倉敷王将戦の低学年の部です。ここで全国優勝したのをきっかけに、プロを目指そうかな、と思うようになりました。
J:COM杯は、小6で参加した第4回大会で準優勝したことが記憶にあります。J:COM杯は小学生も中学生も出られることが特色だと思っていますが、決勝相手が同級生位の子で、「小学生には負けたくない」と思っていたのに、最後負けてしまい悔しかった記憶があります。
大会の翌月から奨励会に入り、中3で三段になりました。すぐプロになれるかな、と思いましたが、三段リーグで苦労し、抜けるのに5年かかりました。その時期がつらかったです。
地元である加古川は「棋士の町」ということで将棋も盛んです。そこでの応援の声はとても励みになりましたし、同じ井上一門の棋士をみならって自分もがんばることができたと感じています。

高校を卒業して、大学に進学せず将棋一本で、と決めてから、もう上がるしかないという強い気持ちで取り組み、将棋の勉強の時間も増えました。関西将棋会館で先輩に教えてもらうことや研究会への参加も増え、実力が伸びたと思っています。
井上一門では、研究会が月に2回加古川で開かれています。主に奨励会員が参加し、お互いに切磋琢磨している場です。誰かが昇段すると自分も負けていられないという思いが芽生え、狩山君や藤本君につづかないと、と刺激につながりました。
井上先生は、三段リーグで結果が出ていない時も「上野君なら大丈夫」と声をかけてくれたし、他にも弟子はいっぱいいるのに、一人一人を気にかけてくださり、感謝しています。

新人王戦では最速優勝という記録を残すことができましたが、これは三段のうちに決勝まで勝ち上がってこられたからだと感じており、三段リーグで苦労した経験が活き、地道に実力がつけられた結果であると受け止めています。
まだ新人王戦しか戦っていないので、今後他の棋戦でも活躍していきたいですし、タイトルをとれるように頑張りたいです。
また私は藤井聡太先生を目標にしていきたいと感じています。藤井先生は自分よりひとつ年上ですが、遠い存在に感じています。常に向上心を持っておられる点がすごいと思います。
新人王戦優勝の記念対局で藤井先生とたたかうことになるので、がんばりたいと感じています。

趣味はスポーツ観戦です。野球の阪神ファンで、テレビの試合を見るのが息抜きになっています。

強くなるための秘訣は、いっぱいいろんな人と対局することだと思っています。身近なライバルをみつけるのもいいし、年上の人に挑戦するでもいいと思います。将棋に取り組む子どもたちには、いろんな大会を通し色々な方と指すことを大事にがんばってほしいです。