2020/07/17
ネコ、飼いませんか?韓国の人気webマンガを完璧すぎるキャスティングで実写化。
白猫男子と彼の面倒を見ることになったヒロイン、そしてヒロインの初恋相手、ドキドキのご近所ロマンスの行方は…。全てのネコ好き&イケメン好きに贈る最キュントライアングルラブコメディ!
"人間に変身する白猫"という最高のハマり役を演じたキム・ミョンス(エル)のロングインタビュー。
前作『ただひとつの愛』でもKNTVを通してご挨拶しましたが、今回も『おかえり』が日本初放送されることになりとても嬉しいです!
僕自身ネコを飼っているのですが、一緒に生活しながらネコの気持ちが気になっていました。「僕のことをどう思っているんだろう?今どんな気分なんだろう?何か欲しいものはないのかな?」と。ネコの気持ちが知りたかったこともありますし、ドラマ自体も心温まる内容だったので出演を決めました。
人間に変身するネコのホンジョ役を演じました。ホンジョはとても純粋なのですが、純粋ゆえの行動が魅力的だと思います。ファンタジー要素があるので、ネコのホンジョと人間のホンジョ、2つの魅力に注目していただければ幸いです。ネコの時のホンジョの視線で見ると、ネコの気持ちを知ることができる部分がありますのでご期待ください。
ホンジョが出てくる部分は全て面白いと思います(笑)。ホンジョは純粋ゆえに人間からするとおかしな行動をするのですが、そういった部分が皆さんがご覧いただいた時に愛らしく見えるのではないかなと。ホンジョの純粋で可愛らしい面を見守っていただければと思います。
キム・ミョンス(エル)…ホンジョ役
韓国ではこれまでネコ役というのは聞いたことがありませんでした。初めて聞いた時は、ネコと人間を違和感なく代わる代わる演じる必要がある役を僕に上手く表現できるかな?と思いましたが、現場の雰囲気がとてもよかったこと、そして僕自身が飼っているネコを参考にしながらたくさん練習したこともあり、無事に撮影できたのだと思います。
正直とても助けになったのですが、同時にあまり助けにならなかったんです!(笑)何故なら僕の飼っているネコのビョルは犬のような性格なんです。愛嬌たっぷりでいつも人のそばに寄ってくる可愛い子なんです。ホンジョはビョルのようなキャラクターではないので、参考になった部分もあればならなかった部分もあります。ただ好奇心いっぱいな表情やネコのしぐさ、グルーミングや何かに集中しているときの様子などは参考になりました。こうして話していると確かに参考になった部分が多いですね。撮影が始まる前の準備期間ずっと家でビョルばかり見ていました。おやつをあげたり、おもちゃで遊んだりしながら、どんな表情をするのか、どのように動くのか、そういった点を観察していました。あまりにかまうので僕のことを少し負担に感じていたようです(笑)。普段はすごく人好きなのに、準備期間は僕のことを避けているように感じました(笑)。
『おかえり』ではネコです!(笑)モチーフはネコです!僕自身がネコにならないといけなかったので。役作りのため今回は本当にたくさん研究しました!もちろんどんな作品でもそうするのですが、今回は研究しなければならないことの幅が一番広かったです。ネコ役の前例がありませんでしたし、ネコであることを違和感なく演じなければいけないのでぎこちなく見えないように気を遣いました。
デビューしてしばらく経ちましたが、現場に行くたびに新鮮な気持ちを感じますし、新しい作品でパートナーと出会うたびに共感しながら演じています。僕は相手役の方に合わせながら演じるスタイルなので、序盤はイェウンさんと息を合わせられるように努めていました。イェウンさんは初めはとても緊張していたのですが、イェウンさんが気負わずに演じられるように「僕が合わせるので(イェウンさんの)やりたいようにやって」と伝えていました。その甲斐もあって、イェウンさんとすぐに親しくなれたのではないかと思います。イェウンさんも同じように感じてくれていたら良いですが(笑)。イェウンさんは性格がとても明るくムードメーカーなんです。協調性も高くて、とても愛嬌があるんです。現場のスタッフは皆イェウンさんが好きでした。
ホンジョはネコなので初めは人間の言葉を知りません。最初は単語から始まり、徐々に言葉を覚えていくんです。そのため序盤はナレーションが入る場面が多いんですよ。そのうちの一つが「ネコは抱きしめてあげられないけど、人間だったら抱きしめてあげられる」です。この言葉が一番記憶に残っていますね。ナレーションのセリフは全て素敵でしたが、その中でも一つ選ぶとしたらこの「人間だったら抱きしめてあげられる」ですね。
ぺギのために現場にはネコに必要な様々な物が準備がされていました。ネコのコンディションが良くない日は撮影ができません。長時間待つ必要がありますし、ネコにストレスをかけてはいけないのでそういった部分に配慮していました。人間には大丈夫なことでもネコにとってはそうではないこともあるので…そのため、撮影に本当に長時間かかったシーンもありますし、撮影の順番を変えたこともありました。僕が人間のホンジョを演じ、ぺギがネコの時のホンジョなので、ぺギの動作を見ないと僕も演技ができないんですよね。それが余計に難しかった部分でもありますね。僕が演じたホンジョのしぐさをぺギがしなかったり、僕が表現した演技にペギの動作が合わなかったりしたこともあったので、現場でその都度変わることがたくさんありました。僕の撮影がない日にぺギの撮影がある日もあったので、その時は編集室に通い、ペギの演技をチェックしながら僕の演技を合わせました。そのため、撮影し直したシーンもたくさんありました。簡単ではありませんでしたね。僕の友達がネコ役は気楽に演じられそうと言っていたんですが、そんなことはなくて本当に一生懸命準備しました!
人の性格を表すのに、ネコ型、イヌ型という言い方をしますよね。僕はそういったことを今まで言われたことがなかったんですが、今回ホンジョを演じて周囲からネコ型だと言われるようになりました。段ボールに入ったり、ミルクを口につけたり、そういったしぐさがネコっぽいと現場でもよく言われていました(笑)。
ネコのホンジョも人間のホンジョも同じ存在ではあるので同じだと思います。突然戸惑う事態が起きた時にネコに変身したり、逆に人間になったり、変身できるというのが共通する一番いい点ではないでしょうか。
特に計画を立てずにご飯を食べようということで皆で集まったのですが、僕が最初に「遊園地行きたくない?」と提案し、皆もいいね!となって行きました。ただ出会って間もない頃だったので、皆でぎこちない雰囲気の中プリクラを撮ったり、バイキングに乗ったりしました(笑)。おかげで親しくなって撮影できたと思います。
これまでも多様な作品に出演してきましたが、『おかえり』は僕にとって癒し的な作品になりました。ネコについて色々感じることができた作品でもあり、温かいドラマとして記憶に残ると思います。
撮影中に脚本家の先生が「非人間専門俳優」というタイトルをつけてくださいました(笑)。人間ではない役を色々やってきたので(笑)、次の作品では人間役を演じると思います。人間だったら何でもやってみたいです!もちろんどうなるかは分かりませんが、どんな職業でもいいので次回作でやってみたい役はヒトです(笑)。
皆さんと同じだと思いますが、デリバリーを頼んだりテレビを見て過ごしています。ネコと一緒にテレビで映画やドラマ、アニメなどずっと見たかった作品をまとめて見ていますね。インターネットもよく見ています。元々あまり外出しないタイプですが、家にいることが今の状況の改善につながるので。もともと掃除もよくする方ですが、家にいる時間が増えたのでさらに綺麗好きになりました。加えて、ミニマルライフ(暮らしの質は最大限にし、モノは最小限にする生活)を追求するようになりましたね。皆さんも家で大掃除してみてください。
『おかえり』をたくさん愛してください。ホンジョの愛らしく純粋な姿を見守っていただければと思います。ありがとうございます。
ソラ(シン・イェウン)は、元同級生のジェソン(ソ・ジフン)に長年想いを寄せていた。ジェソンは別れた彼女から、プレゼントした白猫のホンジョ(キム・ミョンス(エル))を突き返されるも、猫アレルギーのため飼えず飼い主を探すことに。見かねたソラはホンジョの面倒を見ることを申し出る。その夜、ソラが寝静まった後ある男の影が…。実はホンジョはソラのそばにいると人間に変身するのだった!そんな中、ソラは父の再婚相手の家で一人暮らしを始めることになるのだが、そこはジェソンが営むカフェの真向かいだった。ドギマギするソラの前にホンジョは人間の姿のまま現われ、ひょんなことから父の再婚相手の息子と勘違いされてしまう。こうしてホンジョは白猫と人間、一匹二役の二重生活を送ることに。ソラを近くで見守るうちに、彼女を抱きしめるため本当の人間になりたいと願い始めるホンジョ。だが、ソラとジェソンの間に起きた過去のある事件に実はホンジョ自身も関係していることを知り…。
キム・ミョンス(エル)、シン・イェウン、ソ・ジフン、ユン・イェジュ、カン・フン ほか