2016/01/01
『2度目の二十歳』は、登場人物の成長が描かれているドラマです。その中に、ラブロマンスなど面白いストーリーも含まれていますが、私が演じるハ・ノラが、徐々に成長していく姿がポイントだと思います。
これまで演じてきた役柄(『怪しい家政婦』、『誘惑』)のような、暗いイメージを払拭しようと、さまざまなことに挑戦していたんです。今作は明るいドラマだったので演じてみたいと思い、そして何よりも作家さんと監督さんへの信頼感が強かったですね。
大学生の息子がいるという役柄について、違和感はあまり感じなかったですね。18歳で子どもを産むということは、十分にあり得る状況ですしね。でも、私は子どもを育てた経験がないので、親子間の母性愛を出すことができるのかと心配でした。でも、作家先生が理解しやすく、自然に映るような台本を書いてくださったのでそれほど違和感なく演じられました。
ダンスシーンだけカットしてくれたら嬉しいです(笑) 今作の12話目くらいだったかな?そのシーンは、本当になくして欲しいですね…。恥ずかしくて、観るたびにすごく照れくさく、穴があったら入りたいです。 ダンスを練習する時間も余裕もほとんどなかったんですよ。夜中に撮影したのですが、ワンシーンずつ、その場で振り付けを習って撮ってを繰り返していました。ですので、本当に心残りな部分が多いのですが、時間をたくさんいただいたからといって、上手にできたとは思いません。だから、ダンスシーンはあまり気に入ってないんですよ(笑)
実は、学生服を着ることは覚悟していたんです。作家さんが撮影前から“何話目かには学生服を着るシーンがある”とおっしゃっていたので…。でも、久しぶりに、学制服を着て演じることができて楽しかったですね。私だけではなく、他の俳優さんたちも一緒に着たじゃないですか。そのせいか、少しだけ高校生に戻れた気分になり、懐かしい思いに浸れました。
今作は多くの方が、“心温まるドラマ”、“すべての年代が楽しめるドラマ”だとおっしゃっていましたが、年代によっては、理解するのが難しい内容だったと思うんです。でも、ストーリーの連結が、日常生活のちょっとした事件によって、自然に描かれていたので、理解しやすかったんだと思います。 それに、20代の方が実際に今、感じている葛藤や悩みなどを感じることができますし、中年の方々にもっても、愛という感情の新鮮さやときめきが描かれているので共感できる部分が多かったのではないかと思います。
イ・サンユンさんとは、実は…8年前だったかな?サンユンさんにとっては、デビュー作となった『エア・シティ』というドラマで共演したことがあるんです。そして今作では、パートナーとして8年ぶりにお会いしたんですが、とても不思議な気分で、感無量でしたね。 サンユンさんともお話ししたんですが、デビュー作だと、やっぱり自分は至らない点があると感じてしまうことがあるじゃないですか。そういった感情もあってか、彼もいつも以上に頑張ったと言っていましたね。サンユンさんとまた共演することができて、本当に嬉しかったんですよ。ですので、笑いながら撮影できましたし、体力的にはきつかったですが、楽しかったです。
タイトルそのままに、“2度目の二十歳”を感じさせてくれましたし、ときめきや新鮮さを感じることができたと思います。“3度目の二十歳”、“4度目の二十歳”の期待をもたらしてくれる作品になりました。
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