2015/12/01
(日本語で)皆さんこんにちは。東方神起のチャンミンです。
まだ日本では放送されていないにも関わらず多くの方々が関心を持ってくださり、期待してくださっていることに感謝しています。早く皆さんにKNTVを通じて『夜を歩く士(ソンビ)』をご覧になってほしいです。
時代劇が初めてだったので、口調など最初から最後まで難しいことばかりでした。今までの時代劇ドラマを改めて見ながら「あの方々はああしたんだな」「こうしたんだな」などと参考にして、僕が時代劇の衣装を着て時代劇のセット場に立ったらどんな感じなのか想像しました。また、時代劇の経験が多い方々、イ・ジュンギ兄さんなどにいろいろ訊きながら少しずつ学んでいった気がします。
イ・ジュンギさんは、韓国内でも「時代劇と言えばイ・ジュンギ」と言われるほど時代劇が似合う俳優ですし、他の俳優の方々も演技の経験が豊富な方々なので、僕をとても助けてくれました。たくさん話もしましたし、同じ絵を作り上げていく楽しさもありました。彼らがとても助けてくれたので、頼りにもなりましたし、最後までうまく演じられたんだと思います。
若い俳優の方々と一緒にドラマをしたので、お互いに話もたくさんしましたし、いたずらをしたり、携帯メールで連絡を取り合ったり、時間が合う方とはたまにお酒を飲んだり……親しくしていました。
(ムードメーカーは)僕はやっぱり、このドラマの“花”であるユビさんではないかなと思います。とても明るい方で、彼女のおかげで笑いが絶えず、すごく長い時間でしたが楽しく撮影できたと思います。
僕がやっぱり歌手出身なので、正直「うまくできるのかな」という憂慮の目で見る方もスタッフの中にもいたと思いますが、ファンの皆さんからこうして応援をしていただいてうれしかったですし、ありがたかったです。歌手だけど、俳優としての僕もまたファンの皆さんが応援してくださって。
「チャンミンさんが歌手として本当にしっかり活動したんだね!」と言ってくださる方もいましたし、「大人気だね?」と冗談ぽく言ってくださるスタッフの方もいて、痛快な気持ちにもなりましたし……。とても痛快でした(笑)。
ファンの皆さんのおかげでデビューもしましたし、とてもたくさんの関心と愛の中で撮影をすることができたと思います。本当に、心から感謝しています。
ドラマ『夜を歩く士(ソンビ)』は、韓国ではウェブ漫画でとても有名な作品があるんですが、その作品をベースに、脚色をして作った作品です。ヴァンパイアが登場しますが、怖いだけではなく、面白くロマンスもあり、若い男女のラブロマンス・ドラマです。
僕が演じたイ・ユンという役柄は、国の世子で将来王になる、祖父が王で、その王位を継ぐために存在する王子で孫、そういう人物です。国内の政治や権力、さまざまな争いなど、現在の王である祖父とそれを取り巻くさまざまな心痛くなる事情があり……それでイ・ユンは遊び人のフリをするんです。外に出てお酒を飲んだり、女性と遊んだり、自身の心の中に爪を隠したまま周りの人が自身を軽く見るように、油断させるように誘導して……。序盤でのイ・ユンという役柄は、そういう人物だと思います。
あらゆる痛みばかり抱えたキャラクターだったので、だからむしろわざと明るいフリをしていたんじゃないかと最初は思っていたんですが、そうではなく、ユンという人物はもともと明るく、若い男性なので女性もお酒も好きだったのかもしれないという考えも少しずつ湧いて(笑)
でも、宮中でのいろいろな心痛む問題があるので、自身の純粋で明るい姿を極大化させて、極端に表現している人なんじゃないかとも思いました。だから、お酒が好きで少し乱れた姿だったり遊び人の姿をためらいなく表現する人物だと思ってそれをできるだけ演技で表現しようと努力しました。監督はもう少し抑える方向でと僕に言ったので、そういう部分は少し残念でしたが、それでもそういう姿があったので、宮中に戻ってからはもっと真剣に、臣下たちと、それから王である祖父との真剣な姿から見せるギャップやどんでん返しがあったからこそ、イ・ユンという人物がさらに魅力的になったんじゃないかなと思います。
本当にたくさんのアドバイスをしてくださいました。孫に接するように面倒をみてくださって、僕が先に台本を持って行って「一度せりふを合わせてみていいですか?」と言う前に、先に先生が「こっちにおいで。一度せりふを合わせて行こう」って言ってくださったり、僕を見て「そこではこうした方がいいんじゃない?君は世子だからこんなイメージ、こういう姿を見せなきゃ」など、序盤からとても力になってくださった方のひとりです。だから、作品に感情移入もしやすかったです。むしろ、周りに「“先生”だから緊張しない?」という心配をさせる方もいたんですが、先生がたくさん教えてくださり、僕の緊張を解いてくださいました。感謝しています。
弓を使う練習は、たくさんできませんでした。ダンスを踊るときもこうして(と言って腕を伸ばしながら)長い線で見せると美しいじゃないですか。撮影現場に行って、「弓をこうやって引くんです」とスタッフの方に教えていただいて、できるだけ長い線で弓を引くように動いたんですが、それをカメラ監督がきれいに映してくださったんです。そういう点でも感謝しています。
僕がソンヨル(イ・ジュンギ)と同じ女性の心を得るために序盤に努力するんですが、ヤンソン(イ・ユビ)という女性は見たこともないほど明るく、純粋な美しい心を持った魅力的な女性です。その女性がそのうち、単純に“愛する恋心”ではない、僕との大きな秘密が生まれます。そこからストーリーが大きく展開することになります。視聴者の皆さんも期待していてください。
僕はいつも愛されたいし、愛したいし、実際もそうですし(笑)できるだけの努力をたくさんする予定です。果たして誰が勝つのか、誰がヤンソンの心を奪うのか、ドラマをご覧になったら分かると思います(笑)
(カメラ目線で)本当に、手強いライバルが現れた気がします。僕は一国の世子なので、お金もあるしスペックもいいですし。僕を拒否する女性はいませんが(笑)とてもクールなカリスマを持つ魅力的で美しい“夜を歩く士”ジュンギ兄さんなので……。どちらが勝つか見守っていてください。
やっぱり、ヴァンパイアのストーリーなので、ヴァンパイアが登場することで、そのヴァンパイアたちとその中で繰り広げられる若い男女の恋模様がこのドラマの始まりです。それと同時に、ヴァンパイアたちをどうやって退治し、希望のある国、明るい国、美しい国を作れるかというテーマを持って悩む若者たちのストーリーだと思います。ただ単にロマンスだけがあるわけでなく、ストーリーがとても多彩に多くの変化があると思います。そんな変化、キャラクターの変化などを期待しながらドラマをご覧になっていただけたら楽しめるんじゃないかなと思います。
そうですね……。ドキドキして緊張するのは、演技という仕事をしている方じゃないでしょうか。やっぱり歌手は僕が13年間、今まで、僕の20代のすべてを捧げてやってきたものなので、今現在の僕にとって僕のすべてです。でも、演技は始めたばかりですし、経験もあまりないので……。“新人ではない新人”なので……プレッシャーももっと大きいですし、心配も多いし、緊張もしていますが、でも始めたばかりなのでもっとドキドキする、というよりは、もっと知りたいし、学びたいし、興味津々……そういう分野だと思います。
機会があったら演技も一度してみたいという思いがもともとあって、事務所からも演技を少しずつやってみたらどうかという提案もありました。ただ単純に僕だけがひとりで強く「やりたい」と思っていたわけではなく、やりたい気持ちと事務所の提案を通じて、学んでみたいと思ったんです。やってみたらもっと学びたくなって、これからもっとうまくなりたい、僕が欲を出したい分野になってしまった気がします。
さまざまな作品がありますが、軍隊に行く前に僕が選択できる作品はどんなものがあるのか考えたとき、『夜を歩く士(ソンビ)』のシノプシスも評価もとてもよく、僕が演じるならイ・ユンというキャラクターになるかもしれないという話を聞いてとても魅力的でした。序盤で見せる可愛らしい姿から宮中で生き残るために臣下たちと凄絶に争う姿までとても幅広い役柄だったので、そういう部分も魅力的で、とてもやりたいと思ったんです。
僕が軍隊に行ったら数年間ブランクができてしまうので、その前に僕たち東方神起の最後のコンサートが日本と韓国でありました。そういうものを同時に準備しながらやらなければならなかったので、歌手の仕事を序盤に並行しながらこのドラマを準備することになりました。他の俳優の方々よりもやるべきことが多く、作品以外にも時間を注がなければならず、そういう部分で時間が足りなかったのが残念だと思っています。時代劇も初めてでしたし……。一番大変だったのは、何人かで一緒に撮影する部分や、汗だくなのにヒゲをつけなければならなかったり、暑い中韓服を着なければならなかったり、体力管理が一番きつかったと思います。こういうことすべてが僕にとって新鮮で、初めて経験することでした。とにかく体調を崩さずに最後まで撮影できるよう体にいいものをたくさん食べて、そうしてやり遂げた気がします。たくさんの共演者やスタッフの方々がとても助けてくださって適応できました。
ファンの方々はとても喜んでくれました。僕が1枚ずつ服を脱いでいくたびにとても楽しんでくれていたようですが(笑)運動をしながら体を作り上げていくのは大変な努力が必要だということをわかっているので、これ以上は脱いで欲しいという話はしないでいただきたいです(笑)僕が自分で脱ぎますから!(笑)
僕が必要なとき、僕が露出したくなる、僕の私利私欲を埋めるためのものです(笑)ハッハッハ!(笑)
僕ができることの中で、最高の姿をお見せしたなんて生意気なことは言えませんが、まだまだ未熟な僕ができる最善を尽くした気がします。そのため、努力もたくさんしました。それでも未熟な部分があるのは仕方のないことですが、努力した分後悔もなく、とてもすっきりした気持ちで終えた作品です。そんな僕の努力、僕の仲間の俳優方、監督、スタッフの方々の血と汗と努力が込められた作品『夜を歩く士(ソンビ)』なので、たくさんの方々がご覧になってくださり、12月の放送なのでこのドラマを見て温かい気持ちになっていただけたらうれしいです。
日本ではまた東方神起として、そのメンバーのチャンミンとして、歌手活動も継続的に続けていく予定です。一度運良く日本の映画に出演できて、ファンの皆さんもそれを喜んでくださったので、機会があれば日本でも俳優として挑戦できたらうれしいです。多方面でたくさん活動する予定ですので、たくさんの応援をお願いします。
『夜を歩く士(ソンビ)』、そして僕が一生懸命演じたイ・ユンというキャラクターをたくさん愛していただけたら嬉しいです。このドラマをご覧になっている頃、僕は軍隊に行かなければなりませんが、僕が一生懸命努力した姿を楽しんでくださって、僕のことを思い出してくださったらうれしいです。歌手としても俳優としても、できるだけ早くまた皆さんの前にいい姿でご挨拶できるよう、そんなチャンミンになれるように努力するので、このドラマをたくさん応援して、待っていてくださったらうれしいです。ありがとうございます。