2016/09/01
ドラマ『獄中花』は、典獄署(チョノクソ)で生まれ育ったオクニョという女の子が、さまざまな人物に出会いながら、いろいろな出来事を解決し、成長していく姿を描いたストーリーです。
※典獄署(チョノクソ)=朝鮮時代の監獄
オクニョは、名前に“オク(獄中の獄)”が付いていることからも分かるように、監獄で生まれ育った子なんです。獄中で多くの人物と出会って、さまざまなことを解決し、後に民衆の気持ちを代弁する外知部(ウェジブ)として活動していく人物ですね。
※外知部(ウェジブ)=朝鮮時代の弁護士制度
まず、オクニョはアクションシーンがカッコいいんですよ。彼女が體探人(チェタミン)という仕事をする期間は、カッコいいアクションシーンが多いので、一番記憶に残っています。拷問を受けたり、本当に火矢を打つシーンがあったりと、カッコよく見ごたえのあるシーンが多いのですが、中でも水責めを受けるシーンは記憶に残ってますね。
※體探人(チェタミン)=朝鮮時代の諜報員
実は私、水が怖いんですよ。プールやウォーターパークなどに行っても、ライフジャケットや浮き輪がなかったら、絶対に水の中には入らないほどなんです(笑)。
水を飲んでしまうことが怖いので、“水責めシーンの撮影は不安だな…”と思っていたのですが、幸いなことに監督さんが、つらい思いをしないよう安全に撮影をしてくださったんです。それと、水責めの後に泣くシーンがあるのですが、本当に悲しみが込み上がってきたんですよ!水責めを受けたから、無意識に感情移入してしまったみたいです(笑)。ですので、そのシーンは感情をうまく表現できたと思いますし、その時の撮影自体が、とても特別な経験になりましたね。
う~ん…。その2人は本当に異なる魅力を持ったキャラクターなんですよ。まず、ユン・テウォンという役柄は、かなり男らしいというか…。ワイルドで、オクニョがどんな危険に晒されたとしても、助けてくれるような男らしい魅力を持ってますね。
そして明宗は国王なのですが、オクニョは彼が王であることを知らないんですよ。(明宗は)本当に可愛くて、母性をくすぐられるんです。母親として見守りたくような魅力があるので…2人共、一緒にいてくれたらいいですね(笑)。
やはり、時代劇の巨匠であるイ・ビョンフン監督と脚本家のチェ・ワンギュさんが再びタッグを組んだ作品なので、そこに期待されている方々が多いんだと思います。そして、その期待を十分に満たすことができたからこそ、高視聴率を得られ、多くの方々に愛されているのではないかなと思いますね。まだ撮影が半分残っていますが、これからさらに多くの方々に愛される作品になることを願い、いつも一生懸命頑張っています。
私がオクニョを演じて、一番よかったと思うことは、聡明で賢い部分をお見せできたことですね。今まで演じてきた役柄が、いつも男性に助けてもらい、応援される受動的なキャラクターだとしたら、今作の役柄は、自ら進んで物事に取り組むような、強い女性の魅力をお見せできるキャラクターなんです。そういった点が本当に気に入っていますね。
最初の打ち合わせに行く時は、本当に緊張しましたね。多くの時代劇を撮られてますし、それだけ多くの役者の方々と会われているということですし…。イ・ビョンフン監督の目に私はどう映るだろうという心配はあったのですが、実際にお会いするとたくさん笑いかけてくださり、私を褒めてくださったんです。もちろん私自身も、一生懸命、作品に臨む姿をアピールしたのですが、その姿勢を高く買ってくださりましたし、その時の監督さんの豪傑な笑いが忘れられないですね。そんな感じで初対面はいい印象でお会いすることができました。
それから、私を誰よりも信じてくださっているのは監督さんなんです。取材を受けた際にも“本当にセヨンさんが、私が考えていた姿を100%演じてくれているから、信じきっている”とおっしゃってくださり、本当に感動したんですよ。それくらい私を信じてくださっているので、その信頼感を原動力に、今まで以上の力を発揮していきたいと思っています。
『獄中花』が、日本でまもなく放送開始されます。一生懸命撮影している作品ですし、アクション、ラブロマンスなどなど、本当に多彩なストーリーをご覧いただけると思います。さまざまな人物が登場するので、老若男女問わず楽しんでいただけるドラマです。ぜひご覧になってくださいね!ありがとうございました。