愛を抱きしめたい

コ・セウォンインタビュー

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2017/03/01

『愛を抱きしめたい』について

CS「ホームドラマチャンネル」にて『愛を抱きしめたい』が日本初放送開始されますがご感想は?

私は、日本のファンの皆さんにいつも感謝しています。
ファンの方々から『愛を抱きしめたい』を楽しみにしているという声も聞いてるので本当に嬉しいです。今作も楽しくご覧いただけると嬉しいです!

『愛を抱きしめたい』はどんなドラマですか?

『愛を抱きしめたい』は、ある男に捨てられ、シングルマザーとなり、様々な辛い経験をする女性と、過去に婚約者を事故で失ったことにより、心に傷を抱えた男性が出逢い、お互いの心の苦しみをかばい、癒し合っていく物語です。
真の愛と真の家族によって、さまざまな傷を治癒していくという内容が込められたドラマです。

今作に出演されたきっかけは?

日本の皆さんがご存じかは、分かりませんが、2010年に『女を知らない』というドラマに出演したんですが、今作も、そのドラマと同じペ・テソプ監督なんです!
当時の撮影現場はとても楽しかったですし、視聴率も良くて、“もう一度ペ・テソプ監督と一緒に撮りたいなぁ”と思っていた時に、監督からお話を頂き、挑戦することに決めました。

“朝ドラ界のEXO”だと、特に主婦層から高い人気を得ていますが、今作に出演した際も人気を実感されましたか?

今作の出演中も、主婦の皆さんからの人気を実感しましたよ(笑)高視聴率面では、朝ドラの中では1位、番組全体でも上位にランクインしていました。韓国ではたくさんの方々に愛されたドラマなんです。なので、外出先ではファンの皆さんとっても良くして頂きました(笑)。(日本語で)食堂では、すごかったです。

コ・セウォンさんが演じられた“ナ・ミンス”はどんな人物ですか?

ナ・ミンスは、愛する婚約者を事故で失い、心に傷を負ったまま生きています。そして、彼は財閥2世なのですが、後継者の道をそのまま歩んでいくようなタイプの人物ではなく、自分だけの人生を生きたいと思っている男性なんです。そういった考えを持っているので、かなり自由奔放で、典型的なことに縛り付けられず、自身の人生を切り開いていきたいと思っている人物ですね。
そして、恋愛面においては、二度と自身の人生で“愛”というものを感じることはないと思っていたのですが、キム・ジヨンさん扮するイ・ウニという女性と出逢い、お互いが抱える心の傷を癒していくんです。ある意味、“ナ・ミンスは“優しいスーパーマン”といえるキャラクターですね。

劇中のナ・ミンスとコ・セウォンさんの相違点は?

まず…ナ・ミンスは実在しません(笑)ある信念を持って生きているという点に関しては、似ていると感じますが、ミンスのように家族の反対を押し切ってまで、何かをしようとは思わないですね。私は、どんなに愛する人が現れたとしても、両親の意見も重要だと考えるので…。そういった点は、彼とは異なる面だと思います。

劇中、イ・フンさん演じるキム・サンホとの対立がとても印象的でした。
もし実際にコ・セウォンさんが復讐をしなければならない状況や、悔しい立場に置かれたら、どのように解決しますか?

復讐は、些細なことでもやらないと気が済まないタイプです(笑)でも、相手は復讐をされたと気付かないかもしれないですね。例えば、復讐相手がコーヒーを飲みたがっていたら、こっそりコーヒーを隠したり…。1人で“やった~!復讐してやったぞ!”って(笑)その人は“あれ?ないな?”って思うだけでしょうけどね。

『愛を抱きしめたい』は、不倫・裏切り・この上ない純粋な愛など、登場人物たちの複雑な感情を描いた作品ですよね。そんなさまざまな感情が交錯する撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

撮影現場の雰囲気は本当に良かったんですよ。笑いすぎて大変だったくらい…。キム・ジヨンさんは、笑いのセンスが抜群で、よく笑う方なんですよ。私もジヨンさんと似たようなタイプなので、2人での撮影の時は笑ったせいで、NGになることが多かったですね。

例えば、どんなことで笑っていたんですか?

例えば…。思い出せないですが、とにかく、ジヨンさんとの撮影の時は、たくさん笑った記憶しかないですね。

撮影中の記憶に残るエピソードがあったら教えてください。

ずっと笑った記憶だけ…(笑)それくらい今作は、楽しい撮影だったんですよ。イ・フンさんとは元々親しい間柄ですし、イ・ミニョンさんとは大学の先輩・後輩で、パク・クニョンさんは、以前も私の父親役を演じられたことがあり、キム・ヨンランさんとも、過去に共演させていただいたことがあったんです。知っている方々が多く出演されていたので、とても気楽に楽しく撮影できたと思います。

今作は122部作という長編ですが、撮影時、大変ではなかったですか?

昨年の韓国の夏は、本当に暑かったんですよ。暑い中での撮影が一番つらかったですね。

『愛を抱きしめたい』はコ・セウォンさんにとって、どんな作品になりましたか?

過去に観たドラマと似たようなストーリーだと感じる方も、そうでない方もいらっしゃると思いますが、私にとっては目新しいドラマでしたし、独特な面が多い台本だなぁと感じたんです。ナ・ミンスという人物を演じながら、さまざまなことをより深く考えるようになり、“あっ!こんな人もいるんだなぁ”って…。なので今作は、私の俳優人生に、“新たな経験”“新たなキャラクター”を与えてくれた作品ですね。

『愛を抱きしめたい』を楽しみにしている日本のファンの皆さんへメッセージをお願いします。

『愛を抱きしめたい』をたくさん愛して、私コ・セウォンもたくさん応援してください!
日本で皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。

個人質問

デビュー当時は、かなり苦労をされたと聞いたのですが、辛さを乗り越える原動力になったものは?

う~ん…。家族だと思います。もし俳優になる夢を諦めていたら、 オーストラリアに住んでいる兄のところに、行ってしまっていたかもしれませんね。

険しい役者の道を歩んでこられましたが、今までで一番忘れられない瞬間は?

忘れられない瞬間ですか…。私にとってデビューしてからの無名時代はとてもつらい時期だったんですが、思い返してみるとその経験があったからこそ、頑張ることができたんだと思います。だから、今は当時の時のことをとても大切に感じています。長い歳月を過ごしましたが、私の人生の中で一番忘れられない瞬間ですね。

デビューされて20年が経ち、ある記事で“今年は初心に戻って演劇をやる”とお話しされていましたが、今後の活動計画は?

演劇になるかミュージカルになるかは分かりませんが、舞台に立ちたいと思っています。舞台に挑戦しながら気持ちを新たに、クオリティの高い演技を披露したいなと思い、今年は公演をしながら、勉強をしなければなと考えています。公演をする際は、ぜひ観に来てくださいね!

今後、どのような俳優になりたいですか?

私は高校、大学と演劇映画学科を専攻し、演技を勉強してきたんですね。私はスターになりたくて演技を始めたわけではないので、演技の上手な俳優になることが目標です。なので、皆さんに“演技が上手だ”と認めてもらえるような俳優になりたいです。

大学では、演劇映画学を専攻されていましたが、いつから俳優を目指すようになりましたか?

大学でも専攻していましたが…。私が通った高校は芸術高校だったので、そこでも演劇映画学科を専攻していたんですよ。なので、その時から演技を始めました。

素材協力:松竹ブロードキャスティング(ホームドラマチャンネル)
写真クレジット:(C)松竹ブロードキャスティング

コ・セウォン プロフィール

1977年 12月 13日生まれ
1997年に、KBS公採タレント19期に選ばれたがおよそ10年間無名時代を過ごす。のちに徐々演技力が認められ、2012年、視聴率30%をこえるKBS1TV連続ドラマ「星も月もあなたへ」で魅力的な財閥2世ハン・ミンヒョク役で登場し、主婦層の支持を獲得、一躍有名俳優となり現在ドラマ・バラエティ番組で活躍中。

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