パリ2024オリンピックウエイトリフティングの放送日程
写真:Insidefoto/アフロ
- 重いバーベルを頭上に差し上げて競う、力持ち世界№1決定戦
- 前回の東京大会から階級数、出場枠とも減少。より少数精鋭の争いに
- 2000年以降強いのは中国。日本は男子73kg級の宮本昌典に期待
横棒の両端に円盤形の重りを付けた器具=バーベルを両手で持ち、頭上に差し上げる競技。床に置かれたバーベルを一気に頭上まで持ち上げて立ち上がる「スナッチ」と、床から第1動作で肩まで引き上げて立ち上がり、第2動作で全身の反動を使って頭上に差し上げる「クリーン&ジャーク」(『ジャーク』だけで呼ばれることが多い)を3回ずつ行い、それぞれの最高重量の合計を競う。1986年第1回アテネ大会の実施競技のひとつで、初期の大会は、体重別の階級もなく、片手試技と両手試技それぞれを競っていた。1920年アントワープ大会から階級制が導入され、1928年アムステルダム大会からスナッチ、クリーン&ジャークと、クリーンから腕の力のみで差し上げる「クリーン&プレス」の3種目の合計を競うように。1972年ミュンヘン大会後に現在の方式になり、2000年シドニー大会で女子種目が採用された。前回の東京大会は男女各7階級が実施されたが、今大会は男女各5階級に減った。各階級の出場枠も14人から12人に。狭き門を潜り抜けた選手たちがハイレベルなメダル争いを繰り広げるだろう。